ホムセンライト:低コストLED化
ありゃ?Cutterさんてば既にCREE MPLの販売してたのね。
8直3並列の24V駆動なので使い所に悩みそうですが・・誰かもう頼んだ人いるのかな?
そうそう見た目から私は百目クンとかって呼んでいたけど正確には二十四のダイだったのか。
その4000K以下の暖色系を250mAでやんわり点灯するタイプなので自動車や設備照明用途向きって感じでしょうか。
それはそれとしてゴールデンウィークも終わって札幌もようやく暖かくなり花もちらほら咲き始めました。
ぼちぼち野外にお出かけしても良い頃ではありますが・・・。
今回も雷神で豆球を作ってみました。
前回は模型とかで使われるE10口金でしたが、今度のは懐中電灯などでもお馴染みのP13.5S口金のタイプ。
これはやはり例のwingさん謹製のフランジバルブ最新バージョンの完成度に刺激されてたとこに、いまだぶーさんのコメのアイデアをパクらせて頂いただけなのではありますが・・とりあえずやってみる事から始めてみた的な感じです。
画像の通り基本サイズはE10もP13.5Sも一緒で外観の違いはネジ式か?フランジ式か?くらい。
ただ直流用電球の場合、ケツと胴どっちを+にしてるか?それが問題大問題だー・・と後に知る事となるのだけれど。
さてベースとするのはだいぶ前になりますが298円で安売りしてたんで買って来たけどそのまま放置されていたこれ。いわゆるホムセン強力ライトってえやつで、4.8Vのクリプトン球自体はまあ結構明るいのですが、こんなピンスポじゃ一般的用途じゃ使いにくいったらありゃしないってな配光となっております。
とは言え、こいつぁなんたって安い!
電池込みで298円なのだからあまり文句は言えません。
コストパフォーマンスの高さについては認めざるを得ないでしょう。
そこで、私も今回は出来る限りコストパフォーマンス重視で進めてみようと考えました。
まずP13.5S口金については以前にサイキットさんでキット買った時に余っていたのが1個ありましたのでそれを使いますがエルパラさんだと一個30円で買えるのね。
LEDはもちろん日亜のNSPWR70CS-K1 雷神でおk。1個あたり140円也。
基盤はエルパラさんのT10用Flux基盤が10枚セットで400円なので1枚40円也。
と・・・ここまでで210円かあ。
いや今回は4セルで6Vなのでダイレクトドライブには出来ないんですよ。
しかしCRDで電流制限しようとすると1本あたりせいぜい20mA程度しか流せない。
元のクリプトン球が4.8V/0.75Aですので約50lmと過程しても、それに匹敵する明るさを得るには約150mAでオーバードライブしてやる必要があるんです。
雷神自体は150mAの3倍駆動でも100lm/wを維持可能なのは検証済みなので良いのですが、それをCRDで得ようとすると・・・E-183を使っても7本も必要になってしまいますがな!
1本40円だから7本で280円とそれだけで本体価格並みにコストがかかってしまうと同時に、たぶんギュウギュウ詰めか・・それ以前に口金に収まらんかも。。
今回はコストパフォーマンス重視ですので出来れば予算は全部で本体価格までに抑えたいところ。
なのでツェナー(定電圧)ダイオードの使用も考えましたが・・・・
だったらいっそもう抵抗制御で良くね?
と言う結論に至りました。
DDに続いて今度は抵抗だけっつー今時安売り中華でも珍しいローテク三昧であります。
早速さくっと手持ちの抵抗で試してみたところ64オームで大体定格の50mA
30~40オームくらいで100mA程度。
12~15オームでほぼ150mA。
超テキトーですが、ぶっ飛んだって手軽に交換できるんだからこれでいーや。
これもサイキットさんの余りモノの12オームを使いましたが、1/4W抵抗ならエルパラさんでも1本10円しないのでコストパフォーマンス的にはまさにベスト。
てな具合で材料費298円以内ででっちあげたのがこれ。あるいはアドバイスくださった方法とは違うかも知れませんが、雷神のドーム部に5mm砲弾用拡散キャップをペトっとセメダインスーパーX2でくっつけてみました。
点灯させるとこんな感じでちびフィラメントか極小ホヤっぽく光ります。そう言えばEX-737NXでもこんな事やってたよーな。
気をつけるべき点は唯一、冒頭でも触れましたが”その電球が入っていた機器の極性がどうなっているか?の確認”でしょうか。
ええ、この強力ライトはケツ(-)の接続になってましたさ。。
まあ本来の直流用電球には極性なんて関係ないモノだったのですが、LEDだとそうはいかない。
それを私ってば最初この強力ライトの場合ケツがGNDだと気付かないでLED球突っ込んでたってえマヌケな失敗をしています。
これがケツ(+)のマグだったらそのまま点灯したところでしょうが・・どうりで点灯しないでやったら熱くなってると思ったアルよ。
まあ、こんなマヌケは私くらいかも知れませんが、それ以外は今回のも誰にでも簡単に出来るモノと思います。
と言うか皆さんとっくにやってる事っぽいですが、私自身は初めてだったので色々と興味深かったです。
それでは途中で試した拡散キャップなしフロスト加工だけのバージョンも交えて照射パターンを見てみましょう。さすがにオリジナルのは中心照度高そうですね。
ImageJのグラフの高さからLED球のスポット部は概ね半分以下の明るさである事がうかがえます。
その代わりスポット自体が大きくまた周辺光も多い配光となっていました。
スポットサイズ自体はLEDを嵩上げして高さ調整すればピンスポに持って行く事も出来そうですが、肉眼ではこれくらいの方が見やすい感じでした。
また全光束も画像だと暗く見えるかも知れませんが・・そうですね、こうすれば判りやすいかな?クリプトン球の飛び足したスポット部中心と、雷神球のはみ出したスポット部裾野の面積が大体同じであれば全光束は近似と考えても良いでしょう。
まあ実際はどちらも画像には写らない範囲まで周辺光があるので、このソースから全光束を比較するのは不可能なのですが、参考にはなりそうですか。
うん、フランジバルブは初めて作ってみたけれど・・これはなかなか面白いかも。
なんたって予備球さえあればその場でカパっと開けてサクっと交換できちゃうのが良いですね。
用途に応じていろんなタイプの球をとっかえひっかえって何だか楽しそうじゃないですか。
例えば低コストを活かして”燃え尽きても良いから雷神の出力限界に挑戦しちゃうぞ球”とか・・・誰かやってみない?
※追記
書き忘れていたけれど・・・これ放熱性ほぼゼロな上に抵抗の熱も加わって30分で60℃ちょい行きますので球換える時は注意してね。
その際の照度は初期の約80%・・だけどこれは単に電源電圧による分と半々かも。
いずれにしろ、さすがにこの程度じゃ1/4w抵抗が燃え尽きるには至らない様子(ちと残念)
8直3並列の24V駆動なので使い所に悩みそうですが・・誰かもう頼んだ人いるのかな?
そうそう見た目から私は百目クンとかって呼んでいたけど正確には二十四のダイだったのか。
その4000K以下の暖色系を250mAでやんわり点灯するタイプなので自動車や設備照明用途向きって感じでしょうか。
それはそれとしてゴールデンウィークも終わって札幌もようやく暖かくなり花もちらほら咲き始めました。
ぼちぼち野外にお出かけしても良い頃ではありますが・・・。
今回も雷神で豆球を作ってみました。
前回は模型とかで使われるE10口金でしたが、今度のは懐中電灯などでもお馴染みのP13.5S口金のタイプ。
これはやはり例のwingさん謹製のフランジバルブ最新バージョンの完成度に刺激されてたとこに、いまだぶーさんのコメのアイデアをパクらせて頂いただけなのではありますが・・とりあえずやってみる事から始めてみた的な感じです。
画像の通り基本サイズはE10もP13.5Sも一緒で外観の違いはネジ式か?フランジ式か?くらい。
ただ直流用電球の場合、ケツと胴どっちを+にしてるか?それが問題大問題だー・・と後に知る事となるのだけれど。
さてベースとするのはだいぶ前になりますが298円で安売りしてたんで買って来たけどそのまま放置されていたこれ。いわゆるホムセン強力ライトってえやつで、4.8Vのクリプトン球自体はまあ結構明るいのですが、こんなピンスポじゃ一般的用途じゃ使いにくいったらありゃしないってな配光となっております。
とは言え、こいつぁなんたって安い!
電池込みで298円なのだからあまり文句は言えません。
コストパフォーマンスの高さについては認めざるを得ないでしょう。
そこで、私も今回は出来る限りコストパフォーマンス重視で進めてみようと考えました。
まずP13.5S口金については以前にサイキットさんでキット買った時に余っていたのが1個ありましたのでそれを使いますがエルパラさんだと一個30円で買えるのね。
LEDはもちろん日亜のNSPWR70CS-K1 雷神でおk。1個あたり140円也。
基盤はエルパラさんのT10用Flux基盤が10枚セットで400円なので1枚40円也。
と・・・ここまでで210円かあ。
いや今回は4セルで6Vなのでダイレクトドライブには出来ないんですよ。
しかしCRDで電流制限しようとすると1本あたりせいぜい20mA程度しか流せない。
元のクリプトン球が4.8V/0.75Aですので約50lmと過程しても、それに匹敵する明るさを得るには約150mAでオーバードライブしてやる必要があるんです。
雷神自体は150mAの3倍駆動でも100lm/wを維持可能なのは検証済みなので良いのですが、それをCRDで得ようとすると・・・E-183を使っても7本も必要になってしまいますがな!
1本40円だから7本で280円とそれだけで本体価格並みにコストがかかってしまうと同時に、たぶんギュウギュウ詰めか・・それ以前に口金に収まらんかも。。
今回はコストパフォーマンス重視ですので出来れば予算は全部で本体価格までに抑えたいところ。
なのでツェナー(定電圧)ダイオードの使用も考えましたが・・・・
だったらいっそもう抵抗制御で良くね?
と言う結論に至りました。
DDに続いて今度は抵抗だけっつー今時安売り中華でも珍しいローテク三昧であります。
早速さくっと手持ちの抵抗で試してみたところ64オームで大体定格の50mA
30~40オームくらいで100mA程度。
12~15オームでほぼ150mA。
超テキトーですが、ぶっ飛んだって手軽に交換できるんだからこれでいーや。
これもサイキットさんの余りモノの12オームを使いましたが、1/4W抵抗ならエルパラさんでも1本10円しないのでコストパフォーマンス的にはまさにベスト。
てな具合で材料費298円以内ででっちあげたのがこれ。あるいはアドバイスくださった方法とは違うかも知れませんが、雷神のドーム部に5mm砲弾用拡散キャップをペトっとセメダインスーパーX2でくっつけてみました。
点灯させるとこんな感じでちびフィラメントか極小ホヤっぽく光ります。そう言えばEX-737NXでもこんな事やってたよーな。
気をつけるべき点は唯一、冒頭でも触れましたが”その電球が入っていた機器の極性がどうなっているか?の確認”でしょうか。
ええ、この強力ライトはケツ(-)の接続になってましたさ。。
まあ本来の直流用電球には極性なんて関係ないモノだったのですが、LEDだとそうはいかない。
それを私ってば最初この強力ライトの場合ケツがGNDだと気付かないでLED球突っ込んでたってえマヌケな失敗をしています。
これがケツ(+)のマグだったらそのまま点灯したところでしょうが・・どうりで点灯しないでやったら熱くなってると思ったアルよ。

まあ、こんなマヌケは私くらいかも知れませんが、それ以外は今回のも誰にでも簡単に出来るモノと思います。
と言うか皆さんとっくにやってる事っぽいですが、私自身は初めてだったので色々と興味深かったです。
それでは途中で試した拡散キャップなしフロスト加工だけのバージョンも交えて照射パターンを見てみましょう。さすがにオリジナルのは中心照度高そうですね。
ImageJのグラフの高さからLED球のスポット部は概ね半分以下の明るさである事がうかがえます。
その代わりスポット自体が大きくまた周辺光も多い配光となっていました。
スポットサイズ自体はLEDを嵩上げして高さ調整すればピンスポに持って行く事も出来そうですが、肉眼ではこれくらいの方が見やすい感じでした。
また全光束も画像だと暗く見えるかも知れませんが・・そうですね、こうすれば判りやすいかな?クリプトン球の飛び足したスポット部中心と、雷神球のはみ出したスポット部裾野の面積が大体同じであれば全光束は近似と考えても良いでしょう。
まあ実際はどちらも画像には写らない範囲まで周辺光があるので、このソースから全光束を比較するのは不可能なのですが、参考にはなりそうですか。
うん、フランジバルブは初めて作ってみたけれど・・これはなかなか面白いかも。
なんたって予備球さえあればその場でカパっと開けてサクっと交換できちゃうのが良いですね。
用途に応じていろんなタイプの球をとっかえひっかえって何だか楽しそうじゃないですか。
例えば低コストを活かして”燃え尽きても良いから雷神の出力限界に挑戦しちゃうぞ球”とか・・・誰かやってみない?
※追記
書き忘れていたけれど・・・これ放熱性ほぼゼロな上に抵抗の熱も加わって30分で60℃ちょい行きますので球換える時は注意してね。
その際の照度は初期の約80%・・だけどこれは単に電源電圧による分と半々かも。
いずれにしろ、さすがにこの程度じゃ1/4w抵抗が燃え尽きるには至らない様子(ちと残念)
この記事へのコメント
フランジの金口って、P13.5Sってーんですね。初めて知りました(^^;
さておき、砲弾のアタマをくっつけてみるっての、そういう光が欲しいときにはアリで、実際やってみるとどういうことになるのかアタシ如きにゃあさっぱりですが、例えば、何かキーライトみたいなモノに転用利くのかも知れませんねm(_ _)m
何で尻-にするかなー、と。
wolfeyes Stormがそうでした。
お陰で1発、回路壊れ orz
XP-Gバルブとかは??(黒)
実を言うと・・私も良く知りませんでしたー。
でエルパラさんとこの電球口金コーナー見て色々あるんだなあ~・・と思ったら、ありゃ?BA9sもほぼ同サイズだったのね。
これってば最初に始祖になる形状があって用途毎に分化していったとかなのかしらん?
リオさん>
そう言えばWolfEyesって元々ケツ(+)がデフォでなんでしたっけ?
私は仮組み中にリフでショートさせてパー!ってのを何度かやってまふ。。
XP-Gと言えば公式仕様書で最大低格が1.5Aに改定されたのって昨年の秋頃だったと思いますが・・まだそれほど製品化はされていなかったんですね。
まあダイサイズから元々そう言うモノだと思っていたので公式にならなくてもやるつもりでいましたが・・どう言うマウントならXP-Gのフルパワーを引き出せるかどうか?それが問題ナリ。
子供の頃ビンボーだった反動からか、なかなか自分で金額の縛りを課す事が出来ずにいますが、面白そうですね。
本体以外に1000円でどれだけ明るいライトを作れるか競う「チキチキライトMODコンテスト」開催~
あ、私はXP-Gを使おうとしてポロリ→一発リタイアですがw
TEKTITEを凌ぐ明るさが約半分の電流で実現しているとは…電球互換LEDモジュールは「もっと発光効率が上がらないとなァ」としばらく忘れておりましたが、本記事を拝見していて近い将来への期待が改めてふくらんできました。
フィラメントでパターンが面白かったり、暗いけど使い勝手のよいライトはケッコウありますので、それらにブッ込んでドカンと明るいのが出てきて欲しいですね。
これ最初のミニ四駆で予算制限したのが面白かったってのもありますが、その後制限撤廃したら反動でパーツ買いまくってエラい事になったのでライトも・・反動が怖い。。
あ・・でもXP-GやXP-Eの指向特性も確かに電球向きかも。
alaris540>
最初はしょぼかった車用LEDポジションバルブも実用的な明るさと価格になり、家庭用LED電球もちょっと前まで少数の専門ショップで1万円くらい出さないと買えなかったのが今じゃ普通にホムセンで3千円くらいで買えるようになったのですから、こうしたベーシックな交換球も明るくて安いのがそろそろ国内メーカーからも出て来て欲しいですね。
Gentosあたりから出してくれないかな?