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zoom RSS 改造覚書(テスト編):GENTOS EX-547SR

<<   作成日時 : 2009/02/12 22:57   >>

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航空法 第五章 空港等及び航空保安施設 第三節 航空灯火 第百二十七条 (イ)高光度航空障害灯 より抜粋。

(三)実効光度は、次に掲げる基準に適合するものであること。
a 実効光度の最大値は、二十五万カンデラ以下であること。
b 光源の中心を含む水平面における実効光度は、十五万カンデラ以上二十五万カンデラ以下であること。
c 光源の中心を含む水平面下一度における実効光度は、七万五千カンデラ以上十一万二千五百カンデラ以下であること。
d 光源の中心を含む水平面下十度における実効光度は、七千五百カンデラ以下であること。
e 第百二十八条第七号の規定により実効光度を切り換えることができるものであること。


・・・なるほど、下方には10度で1/10の光度でなければならないのか。

ああ、前回EX-547SRの記事のコメントで参考までに航空法に目を通していると書いたのですが、あるいは既にこうした規定を読まれた方もいらっしゃったかと思います。
ええ灯火についてだけでも実に詳細かつ多岐に渡って明記されている事に関心させられました。

考えてみれば今でこそ高度な航空管制システムやTCAS(空中衝突防止装置)により安全を確保出来るようになっていますが、コンピューターはおろかレーダーも無線さえも未発達の時代から飛行機は飛んでいるわけですものね。
その時代の遠距離情報通信の要は光、灯火だったのだと思います。

まあ実際にこうした地上設備の灯火が整備されるようになったのはごく近代、旅客機の運行が始動してからになるのですが、出発点ははるか昔の灯台にまで遡ると言うのも何かロマンを感じます。


で・・・・・実はこれら航空灯台に関する規定は今回はあまり関係ありません。。

いや私が知りたかったのはこれら地上の設備の方では無く、機体に装備される灯火の方だったんですが・・・。


航空法第64条(航空機の灯火)

航空機は、夜間(日没から日出までの間をいう。以下同じ。)において航行し、又は夜間において使用される飛行場に停留する場合には、運輸省令で定めるところによりこれを灯火で表示しなければならない。但し、水上にある場合については、海上衝突予防法(昭和52年法律第62号)の定めるところによる。


機体の灯火についてはまあ基本的には船と一緒なんですね。
一応規定はありますが、これとか、こんな感じで地上設備とは対照的になんともアナクロと言うかノンビリしたモノでした。
いや速度差こそあれ旋回・回避能力について考えれば近いと言えば近いですものね。


そうかそれなら最初から素直に海上衝突予防法の方を読んでおけば良かった。
と言うのも、今EX-547SRで試しているのは実は船舶の(緊急用)停泊灯としての可能性について。

ですので船舶よりもはるかに高速で移動し危険度の高い航空機ならさぞや規定もしっかりしているのだろうと考えたのですが・・・何の事はない、結局一回りしてしまったと言うわけです。


これが本当の灯台下暗し。と言うオチ?



それはそれとして、とりあえずGENTOS EX-547SRに新たに搭載されるLEDはEdison KLC8となったわけですが、そのままだと底面リフレクター兼基板ベースとなる穴が小さくてボディにネジ止め出来ません。
これはリーマーでサリサリと削ってLEDの端子が通るくらいまで広げてやりましたが、結構でかい穴になったよーな。
画像
こんな感じで底面リフレクターはぴったり固定出来ましたが、同時にLEDの発光部との隙間と段差は若干大きくなっています。
この辺は素直に同じシリーズの白色LED=日亜NS6W083を取り寄せた方が楽だったかも。

もっとも配光については元々あまり指向特性が変わらないのと、波長成分の違いもありドーム内の上面リフレクターとの距離による差は少なく、むしろより元のNS6L083より広い角度で拡散するようです。
画像
どうでしょう?たぶん画像だと白色のKLC8はかなり明るくなって見えているかと思います。
まあ実際に照度も上がっていると思います・・が、見た目については半分はヒトの目の錯覚と照射対象物の特性によるところが大きいので、とりあえず”この状態では白色の方が明るく見える”程度に考えておく事とします。

ええ光に照らされた物光そのものでは見え方が異なる、と言うやつですね。

光に照らされる物はその物質の表面の特性により視認性は変わり、明るく見えたり暗く見たりするモノである事には留意する必要がありそうです。


それではもういっちょ限定的な条件での明るさ比較でも。
画像
壁際でEX-737NXとの同時点灯時と言う条件ですがいかがでしょう?
こちらも白色の光が737NXの電球色を食いつぶしてしまうほど明るいように見えているかと思います。
一方の電球色は547SRでも737NXでも配光は違えど大体同じくらいの明るさに見えているのではないかと思います。

では光そのもの、光源自体の明るさはと言うと・・・さすがにこれでは良くわからないですね。


と言うわけで実験的にいつもの100m照射場の先にこれら光源をおいて撮影してみました。
まあ停泊灯としてなら本当は400mくらいは離れて確認したいところですが、とりあえず参考程度にはなるかも。
画像
画像だと・・どっちがどっちだかわからんって程度ですね。。

肉眼ですと一応EX-737NXの方が発光面が縦長かつリフで水平方向への配光が多いためか明るく視認しやすかったです。
EX-547SRの方も近くだと雪の反射もあってかなり明るく感じるのですが、配光が水平よりも上方全方位にほぼ均一となりますので、水平方向からだと全光束の半分程度しか視認されないのではないかと思われます。

まあ元々がそう言う狭い空間に特化したライトなので仕方ないのですが・・これをもうちょい横方向へ光を送れないものだろうか?


さて、どうしたものか・・と考える。
画像
ああ・・こいつは別の目的で取り寄せたものですが、もしかしたら何かヒントがないかな?と眺めていました。


と言うわけで次回は寄り道予定。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
良球があるんだかないんだか今でもあるんだかさえ不明ですが、サイドエミッターとか。

ランタンみたいにしちゃって構わないのなら、天蓋から反射で戻すとか、天蓋内での乱反射を強化するみたいなことなんでしょうけれど、、、

そーゆーんじゃ無さそうかしらん?(^^;
川端
2009/02/13 07:41
そう言えばLuxeonもK2以降はハイドームしか見ない気がしますね。
当時サイエミが担っていたポジションランプなどで求められるフィラ的な指向特性については現在は主にFluxやチップタイプの立体配置でまかなえているようですが、
もっと高照度が必要な用途では単色を除いてRebelやGDやXP-Eなど点光源に近い小型ハイパワー系に移行していくのかも。

停泊灯と言うのは係留中の船体における個別灯台とも言えそうですが、現状のEX-547SRは灯台上明るし・・みたいな感じ。
これを航空法的に言うなら”水平面における実行光度を上げる”ためには・・・そーゆー事なんですよ。
どこにどんな反射鏡を使えば効果的にその水平面の実行光度とやらを上げられるかを試してみたいと考えています。
monozof
2009/02/13 20:13
monozofさんちの自家用ジェットの尾翼灯を交換するのかと思ってたり。
なるほど、横方向への拡散ですか。
ドーム内側に付いている円錐状の小さな反射突起を大きくするとか。
マリーナや港の所定の位置に係留中は点灯しなくても良いんでしょうけど、夜間の航行では・・・法規的な事は置いといて何れにしろ、自分の存在をアピールしなければ危険な場所・場合には必ず必要でしょうね。
でも海上は常に揺れているので必要以上に横方向の光にこだわ・・・ある程度大雑把でいいかも。(本当か?)
0909
2009/02/13 22:35
実は私には停泊とびょう泊の違いもわかってなかったりしますが・・とりあえず大型船はもちろん、7メートル未満の動力船であっても、可能な限りその存在を認識されやすいよう努めるべきなのだなあ、と理解しました。

なるほど、そうするとやはり横方向の照射角についても以前にランタンよりはランプに近いと分類したEX-737NXのアゲハ型がベストに近いのかも知れませんね。
monozof
2009/02/13 23:53
お久しぶりです。
実は私、某空港メンテナンス業務を行っております。
航空灯火担当ではないのですが、近年地上灯火が
LEDに置き換えられはじめました。
これは従来のモノより航空機(パイロット)からの
視認性を良くする為に少しずつではありますが、
交換されつつあります。確かに従来より、くっきり、
はっきり見えて、綺麗です(笑)
MSK
2009/02/14 02:58
おはようございます。
ぇえっ!?マジですか?
日々の安全確保への尽力ご苦労様です。

でググってみたら・・総合コンサルティングのPDF(URL)に。
これは環境および経済的側面からのレポートのようですが・・なかなか面白い。
埋め込み型はPWMで3段階調光とか、光色についてもちゃんと範囲が定められてたんですね。
monozof
URL
2009/02/14 08:51
確かに。消費電力の低減で環境、経済面を考えての置き換えが一番の目的でした(汗)。だけど、積雪のあまりない地域だと、雪への対策物がない為、従来より発熱量が少ないと、灯火が見えなくなるなどの問題もあるとか・・・。実際、従来品は発熱が多く、雪はもちろん、降雨などで濡れた路面が周囲より早く乾きます。最も積雪するくらい降れば、除雪作業をするんですがね。
MSK
2009/02/15 22:00
なんとフィラメントはロードヒーティングも兼ねていたのか!
いや、考えてみたらここ札幌でも車のヘッドライトの雪や氷は熱で溶けてくれるけど、テールは雪で埋まったまま見えなくなってる事もあるんですよ。
もちろん気がつけばスノーワイパーで払い落とすわけですが・・・。
そうすると今後ますますLEDが高効率化して発熱が少なくなっていくと、低温かつ降雪時に作動するヒーターを搭載とか・・になる可能性もあるのかも。
monozof
2009/02/15 22:30

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