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zoom RSS iTP C9R:ドングリの美味しいとこ

<<   作成日時 : 2008/09/11 21:30   >>

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CR123サイズの良いところは、やはりコンパクトで軽いとこ、それでいて結構パワーも出せるってとこでしょうか。

しかし、あまりハイパワーに振ると・・ランタイムは短くなり、ボディは激アツになり、LEDは熱ダレて効率下がるし、それを緩和させるにはボディが大きく重くなっていってしまう。

よってランタイムは30〜40分。

これは昨今のCR123ライトで16340(RCR123)を使った場合のお約束のようになっていると思います。

もちろん一次電池のCR123Aを使えば1時間位は使えるわけですが、非常用ではなく普段使いするには運用コストが高くなってしまうのがネックですね。

それ故にCR123ライトのランタイムは30分〜40分。
これは現在「RCR30-40」と言う法則で呼ばれ・・・てはいません。。

しかしなあ・・もうちょい使えるとありがてえ、そう思う時もあります。
まあこのサイズのライトは単発的に数分パっと照らしてしまうってえ使い方がメインなので問題ないっちゃあ無いのだけれど。

そこで私はこう願った。
「ドングリさんドングリさん、もうちょい長く使えるようにしてーな」


答えは「fuzakeruna!」
(オマエモナー)

「でも・・出来ない事もなくってよ」
(ツンデレ?)


答えは単純明快、つまりはこう言う事ですね。
画像
これを・・・。

少ーし出力を落として・・・。
画像
仮にEcoモードとしましたが、これくらいでどう?


・・って判りにくいので並べてみます。
画像
これは肉眼に近いくらいに調整はしてありますが、それぞれ異なる時間で見ると明るさの区別がつき難いくらいに右側の照度を落としてあります。

前回、無段階調光の動画の最後にMaxからほんの少し明るさを絞った事に気づかれた方はおられたでしょうか?
MaxからMinへ向かい始めの瞬の間(約0.3秒くらい?)で締めこみましたのでわかり難かったかも知れません。
肉眼で”今明るさが変わった”と感じるほんの一瞬ですね。

それが上の画像なのですが、はたしてどれくらい出力を下げたかと言うと・・・。

0.5・・1/2・・・ハーフ。

そう、これが約50%の出力になります。


まあこれは意図的に判別しにくい条件で判別しにくい画像になっていますが、肉眼でもおそらくパッと見たら「ん〜・・ま、こんなものだったかな?」程度に感じてしまう差となっています。

で、私もこんなんで本当に半分の出力になってるのか見た目では判別し難いので、まずはランタイムを取ってみました。
本当に50%出力になっているのならMaxの倍以上持つはず。
画像
結果は1時間40分・・100分を超えました。
Maxでは39分でしたので約2.6倍時間が延びたわけですね。
・・って、ありゃ?少し出力抑え過ぎたかも。。

出力が下がればLEDの効率は上がり、充電値の電気化学反応にも余裕が生まれ、電位差が少なくなれば保護回路の作動も遅れる(たぶん)のでリニアにはならないのは確かだと思いますが、予想ではせいぜい2.2倍くらいかなあと考えていました。

実は照度はMaxの約90lmに対して約42lmと50%を少し切っておりました。
(本当は60lm辺りを狙っていました)
そこでランタイムから考えられる効率の上昇分を加味すると、Maxの出力700mAに対し300mA程度ではないかと推察されます。

それでも肉眼での見え方はけして半分の明るさにはならない、ってとこがミソでウマーなとこですね。
と言っても、この見え方ってやつは個人差もありますが、先にも触れた通り条件に左右されます。

”外部の光の影響を受けない閉鎖された空間で静止した状況”
に、おいてはこの式が発動します。

おそらく比較が出来ないから脳のプリセットにより補間されやすくなるってえ仕組みかも知れません。
この場合に限り、誰だかの法則も機能します。
えーと・・・明るさが半分になってもヒトはそれを半分とは感じられない・・でしたっけ?

そうヒトが半分の明るさに感じた時、実はそれは1/3〜1/4の明るさなんですね。

しかしこの式はこのままでは全てに適用されない事にも留意すべきかと思います。
所詮は特定の条件とセットで機能する法則に過ぎないので、扱い方を誤ると・・・ヒトに害を為す・・かも。


でもまあ、半分までは高速移動体でもない限りセーフと言っても良い範囲だと思います。
むしろハンディライト(照明設備ではない)にとっては最も美味しいゾーンとも言えます。

50%出力は明るさ感を大きく損なわずに、LEDの効率は上がるわ電池は長持ちするわ熱くならないわと良い事づくめ。

だけど・・・あまり利用されていない。

何故だ!

ボウヤだか・・もとい、先の法則の呪いかも知れませんねえ。

そりゃあ作る側からすりゃあ嫌かも知れません。
なんたって本当に半分の出力にしたら、自慢のMaxの明るさにしても「おお!すげえ明るくなった」と感じられなくなってしまう。
たぶん「またちょっと明るくなった?」くらいの感覚かと。

それ故Max100%の下・・Midは感覚的に半分の明るさに感じられる25%〜30%出力と相場が決まってしまっているのでしょうね。

そうして耳を澄ませば回路から何やら声が聞こえます。
50%が美味しい事は判っている。だけど・・

「そうしなければMaxの価値が認めてもらえないんだ!」

これが回路にかけられたある種の呪いであると言った理由です。


しかし、それはもったいないよなあ・・・。
一番美味しいところを捨てているようなモノだもの。

と、ズーーっと考えていました。

でも確かにあまりにメリハリが無いってのも考えモノです。
作る側もMaxでは「どうだ!」って言いたいだろうし、使う側も同じくらいの明るさなのに使える時間が倍になったり半分になったりと迷うかも知れません。

ですのでもしメーカーがこれを実践するとしたら、明示的にMaxあるいはHiと違う事が判るようにする必要はありそうです。
こぉ専用の切り替えスイッチとかで分けるわけですね。
そしてこうアピールすれば良いかと思います。
「明るさは大きく損なわず2倍長持ちのエコモード搭載!」とか。

と言っても実はGENTOSなんかは結構(本当の)50%モードを搭載しているのですが、ランタンのように指向性の低い機器ではあまり意味が無く、使用されているLEDの特性も実装方法もそれなりなので、これが有効に機能するのはやはり高効率LEDを搭載したハイパワー系のハンディライトが一番かと思われます。

とりわけMaxの出力がボディに対していっぱいいっぱいのCR123ライトでは旨味が大きい。

そうすれば、肉眼での明るさ感は最初の画像くらいで使える時間を倍になる。
画像
なんならもうちょい電流増やして時間的には80分コースくらいでも良いですね。
それなら見た目の明るさの差は更に縮まるけど・・・調整も肉眼だと難しそうかも。
iTP C9だと0.2秒くらい?

また当然ですが電流が減る事で発熱も減ります。
画像
開始温度が異なるので判りにくいですが・・Maxは27℃開始で51℃まで、Ecoは29℃開始で43℃まで・・でした。
これ位なら連続点灯が必要な時でも何とか素手でも保持していられそうです。



この様にカレントハーフはエコで明るく快適なライト作りにとても有効なのですが・・今のところは自分でセッティングするしかないのが現状でしょうか。
そしてこのC9、中華ドングリはそれが比較的容易に出来るって点でも評価出来ます。
一応NovaTacなんかでも出来ますが一手間余分にかかるので、簡単さではiTPかSpartanianII、NITECOREでもEX10の方が一般向けかも知れません。


それでいてC9はいざ限界パワーを追求する場合においても、おそらくCR123ライトの中では最も放熱面積が大きそう。

なんですが・・・例のごとく私の引いた個体はヘッドがっちり固定されててビクともしねーですよ(涙目)。。



*9/13追記

やはりEX10位の出力設定が一番美味しそうなので、再度500mAになるようセッティングを試みてみました。
これはもう本当に一瞬で締め込むので、肉眼だと明るさ変わったと確認する暇はありませんでしたが・・どうでしょう?
画像
・・って、ありゃ?画像だとEcoの300mAくらいとたいして変わらないように見えますが、照度的にはMaxの65%くらいだったので450mA相当としました。

とりあえずこれで何分持つか測ってみました。
画像
約75分ってとこですので、やはりちょっと500mAを下回ったっぽいです。

そんなわけでドングリ3パターンが揃いましたので並べてみました。
画像
ふ〜む、トータルからいけばやはりEcoが一番効率良さそうですね。
と、Maxも意外と悪くないってのは回路の効率が良くなる電圧なのかな?
CC(Clever Current)は明るさとバランスは一番良いのだけどトータルでは最下位だったのは意外でした。


なるほど、それぞれに一長一短はあると言う事か。

つまり、これが本当の・・・。


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コメント(13件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんわ。今朝の地震でmonozof秘密基地は崩壊したのかと心配しましたが、無事でなによりです。
C9の出力1/2でも暴走っぽい所があるんですね。
この無段階調整ヘッデンに欲しいかも。
0909
2008/09/11 22:54
実はそんなに震度あったんだぁと後からびっくり。
今のところ津波などは無いようですが、引き続き注意は必要かも。

暴走はどうもパターン化している感じなので、熱による電池の活性化、物理的な各部の抵抗の減少と同時に電源の電圧低下と回路の昇圧部のタイミングがかちあって発生しているのかなあ?とか考えています。

ヘッデンは配光的に屋外だとハーフの旨味は活きないですが、無段階で3つくらいセット出来たら便利そうですね。特にハイパワー系は手元用にもっと暗いモードが欲しいと感じています。
monozof
2008/09/11 23:12
ああ、例の法則ですね(^_^;)
その法則を知らない大昔にオーディオ雑誌を読んでアンプのボリュームを設計する人が難しいといっていたのを思い出したりしています。

無名中華ライトの調光モードで100%の次が50%の物がまれに見かけますが、確かに明るさの違いはわかりにくいですね、

有名なところではLiteFlux LF5XTはデフォルトの最大照度が50%で、スイッチを押している間だけ100%だったりします。珍しいかも。
takebeat
2008/09/11 23:34
はい、最初回路側ではどんなカーブで出力が変化するのか?どう確認しようか?考えていたのですが、結局照度で実測してみるのが確実でした。
おそらく対数的にこうグニっとカーブ・・ってグラフも作ってみれば良かったですね。

音量の変化もヒトの感覚に合わせなくてはいけないのですが、そっちはdBと言う単位で少しは判りやすくなっているのかも。

出力に対する明るさ感(?)はその光源の効率にもよるのでしょうが・・・一番困るのはヒトの感覚は外的条件でもだいぶ変化しちゃうって事でしょうか。。
絶対的な量ってのを決め難いモノだと感じました。
monozof
2008/09/12 02:12
そうそうmonozofさんも書いていらっしゃいますが日常的使用ならNiteCore EX10がいいかも。

AWのRCR123Aで1時間近く点灯して、だからといって極端に暗いわけでもないし、熱的にも安心。
http://takebeat.asablo.jp/blog/2008/07/24/3645672
http://takebeat.asablo.jp/blog/2008/07/07/3615455

ボディデザインも昔のJetBeam CLE似で私のタイプだったりします(^_^;)
takebeat
2008/09/12 12:52
おっそちらではP10Cの温度を測ってみてくださってたんですね。(あ、でも画像がP10Aっス)
monolog的にはランタイム30〜40分の700mA設定はエキスパートのカテゴリーに入りますが、あのサイズと形状で温度差25℃はかなり立派だと思います。
ちなみに今回のEco設定ではアマチュア(ビギナー)用に分類されるくらい出力下げちゃいましたが、普段使いにはEX10くらいの設定=約1時間コースが丁度良さそうですね。
ランタイムから逆算すると・・500mAくらいでしょうか?
monozof
2008/09/12 20:37
写真間違っているのに気が付きませんでした(^_^;)
さっき入れ替えしました、ありがとうございます。

CREEのスペックシートでもCREE Q5で130ルーメンのようですね、
http://www.cree.com/products/pdf/XLamp7090XR-E.pdf

P10CはCREE Q5で220ルーメンの設計らしいから1A位流れているかもしれないけどそうすると電池の容量が物理の法則を無視していますね(^_^;)

takebeat
2008/09/12 23:27
なぜか文章が抜けていました
>>CREE Q5で130ルーメンだと500mAのようですね。
takebeat
2008/09/12 23:29
たびたびすいません、

頭が混乱していたのでちょっと頭の中を整理して来ました(^_^;)
http://www.bam-boo.cc/sfs6/sfs6_diary.cgi?action=article&year=2008&month=09&day=12&mynum=51

気の迷いさんのところのUltraFireの計測結果や自分のところのUltraFireとAWのランタイムの違いから計算するとAWの実容量は536mAくらいじゃないかな?という結果になりました。
とすると40分くらい点灯したなら電流は700mAくらい流れていそうでまさにぴったりでは?
takebeat
2008/09/12 23:55
おはようございます。
やはりコメント訂正機能が無いってのは不便ですよね。大手のブログは小回りが効かなくて申し訳ないです。

新興メーカーが増え、各社技術を競い合ってくれる事は嬉しいのですが、最近またデータシートや理論値をまんま公称値として載せるのが流行し出しちゃったみたいですね。
まあこれはP7搭載機にはどれも900ルーメンって書いてあるのと一緒の感覚なのかなあ?と思っています。
Luxeon時代の10W、18W(フィラ換算?)表記とかとも似ていますか。
これが車だと1.6Lターボ車に500馬力って書いてあるようなモノなのですが・・ライト界には規格が無いに等しいので「しょうがないなあ」くらいに考えています。
財団法人「日本フラッシュライト審査会」とか設立されるまで待つ他ないかも。
monozof
2008/09/13 08:33
リチウム電池・ニッケル水素電池においても実用量は状態と条件の影響を受けるようなので、特定は困難そうだなあと考えています。短時間に大電流で測定した場合、長時間小電流で測定した場合、温度管理した場合、しない場合、更にそれをどこで測定するかでも差は生じて来るモノと推察しています。厳密には全層の電気化学反応を直接見る事が出来ない限りは不可知なモノなのかも知れませんね。

そこで例えばAW'sさんの容量は何C前提の値か?興味あるところですが、約1C放電で実用量75%以上であれば優秀・・と言うか高速タイプ、とか考える事も出来ます。
一方UltraFireなども0.1C放電くらいなら結構容量あるのかも・・とか想像してみています。
monozof
2008/09/13 08:46
トーチルーメン測定器ってちらっとwebで見かけたことがありますが、500万位したっけ・・・
ロトかBIGでも当たったら買おうと思っています(^_^;)
さすがに中国のメーカーはこういうの買わないだろうな・・・もっとも日本のメーカーでも持っているか怪しいですし(^_^;)

そういえばJIS規格の充電池の容量表示は簡単に言えば5時間かけて放電した場合の容量でしたね。

すると私のところのチェックではほぼ2C放電ですからJIS規格の10倍の大電流で放電させていたことになります(^_^;)

中国に電池に関係するJIS規格ならぬCIS規格みたいなのは無いのかな?
takebeat
2008/09/13 09:18
ロトで3億円当たったら・・ビーフカレー何食分だろう?・・と思ったけど、そんなに毎日カレー何杯も食えないだろう?と自分を慰めました。。

いや、待てよ。ローテーションでカレー>冷麺>チャーハ(もういい?)

まあトーチルーメンも配光や光色など他の要素により実際の運用では絶対的なモノとはならないので、<*注:これは実測値ではありません>くらい載せといてもらえれば、いっそ全メーカー俺ルーメンでもOKかも?
大体うちの測定もたいしてアテにはならないッス。
C9も肉眼ではもうちょいありそうなんですが・・光色か配光の影響かなあ。

あ・・そう言えばあやしげさんにTEは肉眼で何ルーメンくらいに感じるか聞くの忘れてたー。。
monozof
2008/09/13 10:46

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