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zoom RSS SUNWAYMAN M10A:データ編ノ壱・Hi 

<<   作成日時 : 2010/11/08 22:06   >>

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ようやく一通りM10Aのランタイム測定が終わりました。
で、今回は照射パターン比較と個人的にはどーでもいいモードの方から見て行きたいと思います。
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使用電源は3種類、一番入手性が良くオーソドックスな金パナのアルカリ、そしてエネループ系NiMHとしてエボルタ、従来型NiMHとして大容量の三洋2700mAhと言うラインナップ。


まずは照射パターンから、他との比較もしやすいようHiモードでの画像を使用していますが、出力はそれぞれ異なるのであくまでも配光を知る目的でご覧ください。
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ごく近距離では深いOPリフの割りには微妙に周辺光の縁にリング状のムラが残っていますが、2m位からはもう周辺光との境目も分らなくなり実際の運用で気になるものでは無さそうでした。

それより関心したのはホットスポットが強過ぎず弱過ぎず、そして周辺光は狭過ぎず広過ぎずと屋内での歩行はもちろん屋外での小走りにも十分対応してくれるところでした。
足元から前方に向けると太いスポットがやや広がりながらもスルスルと伸びてゆくと言う感じで意外に遠方(20m位)もカバーしてくれます。
ImageJの3Dグラフで見ると・・なるほどBitZとICON ROUGEの中間って感じでしょうか。

とりあえず配光については私がこれまで見た市販ライトの中では最も汎用性が高く、かつ高効率の配光と言って良いかも知れません。
この点についてはもう私の考える理想の1AAライトとぴったんこで実にGoodです。






で、ここから先はランタイムなのですが・・・最初に触れたように今回はまずどーでもいいモードから行きます。
要はダメなとこは早めに晒してしまった方が後が楽だぜBabyって事で。

もっともこれはM10Aに限らず最近の全てのメーカーのほとんどの1AA機に当てはまる事なので、ほぼ無差別攻撃と思って頂いても結構です。


もういっそ最初に断言しちゃいましょう。




電源が1AAなのに最大照度100ルーメン以上とかにしてる時点でそのモードはクズである!・・と。


しかもその非現実的モードがあたかもそのモデルの目玉みたいに宣伝してるから性質が悪いぜよ!!



と、某非実在な師匠も憤慨したとしないとか・・・。



いや、まあ本当言うとライト界では通例と言うかむしろ普通なんでしょうけど、どうもLEDが高効率になって行く程に酷くなって行ってるみたいでどーにもこーにも。
せっかく年々発光効率が上がって行ってるってのに、くっだらない数値争いの為にわざわざまた効率低下させるような出力をメインとする売り方にするのはいい加減卒業しても良い頃なのではないだろうか?

なのでもしも今後きちんとそのライトの実際の運用法を考え・・つまり使う人の事を考え、充分な照度が確保できるのであれば、その効率の上がった分を安定した駆動やランタイムの延長に回そうって真摯なメーカーが現れてくれたら、例え公称値が控えめであったとしても全面的に支持させて頂きたいと思います。



と、失礼・・・いや、とりわけ1AAの場合はリチウム専用機はもちろん2AAと比べても絶望的に電源が非力なので少しオーバーにやらせて頂いています。

まあそれも現実のランタイムグラフを見て十分に挙動を把握し、その数値の意味を理解していれば何も恐れる事は無いし結果はむしろ私の予想よりはマシでした。そう実は16340ノ式は1AAにも転用が効きます。
流す電流によりかなり変動はしますが1W出力だとアルカリ単三のエネルギー量は16340の約1/3と考えれば大体合ってます。
後は照度と使用LEDの効率から推定出力は得られますので予想駆動時間も得られるわけですね。

公式の値・・M10Aだと140ルーメンですか。
使用LEDがXP-GのR5ですので仮にこの値をLEDルーメンとすると350mA前後と考えられます。
16340で350mA駆動した場合のランタイムは高効率の回路なら約2時間=120分、並効率の回路では約1時間半ってところでしょうか。

この16340ノ式の1AA版は次回でまた詳しく触れさせて頂く事になりますが、その前にまず各電源による各モードの実測値を確認しておきましょう。
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いつも通りの怪しいトーチルーメンでLowに至ってはフラット気味な配光と相まって測定不可能なのが情けないとこですが、実測値は公称値の大体70%〜90%くらいでした。
もちろん公称値をLEDルーメン表記と考えても良いですが・・本当にもうルーメンなんてどーでも良いような気もしています。

特にこのM10Aの配光は絶妙と言うか肉眼で脳が光学情報を得る上でロス率が少ないせいか照度と体感とのギャップが大きいのが面白いところ。
まあその辺も次回に詳しく説明させて頂くとして、とりあず今回はHiモードでのランタイムグラフを見て行きましょう。




まずは最も非力な、しかし最も入手性が良く一般的には多く使われそうなアルカリ単三の場合。
あ、言い忘れましたが念のために2回分のデータを掲載して行きます。
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はい、初期照度は悪く無かったんですが・・・どう見ても終わってますね。本当にあ(ry
でもまあこれは16340ノ式ですでに予想されていた事なので驚く事ではありません。
ああ、やっぱり糞だったなあ・・くらい?(ひでえ


続いてカタログ上の公称値の元にもなっているっぽい大容量2700mAhのNiMHの場合。
あ、パッケージには単に1AAで140ルーメン/1.5hとだけ記載されてますが、普通にアルカリで使う事考えてた人は・・その・・・ご愁傷様。
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こちらは不思議なカーブを描きながらも約1時間ちょっと持ちました。
ただし初期照度が低いので中盤133%まで上がってますがそれで約104トーチルーメンくらいなんですね。


最後にエネループ同様長期保存の効く新ニッスイの一種エボルタ 2000mAhの場合。
エボルタはNiMH系では最も小型軽量で普通のアルカリ電池とフルコンパチだけど容量的には最も不利と考えられるのであえてエネループでは無くこちらを選択しました。
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先の2パターンの中間と言うか、どちらかと言うとアルカリの照度降下を緩やかにして時間を延ばしたような感じでしょうか。
仮にシュア的な保証ルーメン値を出すとすると初期の75%の58.5トーチルーメンってとこでしょうか?



さて、ここで改めてグラフを見比べてみるとどの電源も一長一短があると言えます。

初期照度だけは一番のアルカリは圧倒的に入手性が良くて一次電池だから管理もラクチン。
が・・・ガクーンと豪快な勢いで照度低下していって時間は30分持たねー。。

NiMH 2700mAhは照度と同様に公称値には届かないとは言えランイタムは一番。
が・・・この手の大容量型は自然放電が速く、メモリー効果も起きやすく管理が面倒。。

その点は新NiMHのエボルタなら保存も継ぎ足しも効くので管理が楽チン。
が・・・照度は最大値でアルカリに負け、安定度でNiMH2700に負ける。。

てな具合にどっちかってえといずれも一長二短と言った方が正解かも。

確かにこのモデルはタクティカルなフラッシュライトって感じだし、短時間限定のブーストと考えれば充分過ぎるランタイムとも言えるくらいだけれど・・・それならもう最初から電源的に余裕のあるCR123ライトとして作るべきかと思います。
その方がはるかに安定駆動できるし照度も倍以上出せる。(アチチは別として
それをサイズ的にもコスト的にもそう変わらないのにわざわざ1AA版にして照度も低く不安定なモノに劣化させる必要がまるで無い。
やるとしてもRRT-0のようにオマケ的にいざとなったら1AAでも使えますって感じでしょうか?


それにね、この自称140ルーメンのHi・・・実質的にはいずれも100トーチルーメン以下なんですが、いずれにしろ体感上それほどメチャ明るいってわけでもないんです。
これはむしろ良い意味でなんですが、明るさ感よりも見やすさ感重視の配光だから余計になんでしょうね。

つまりこぉ例えば仮に数値上50ルーメンに対する100ルーメンだったとしても「うわ眩しい!チョー明るいZE!」的なのでは無くて「うん、確かに明るい。大丈夫だ、問題ない!」的な感じ?




と、まずは一旦ズタボロになった(と言うかした)ところで次回M10Aの・・いや1AAライトの真のメインモード編へ。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
アルカリだと、なんかブッ込み系フィラメントみたいな曲線に見えますね(^^;

まあ、こういうモードだと思ったほどというか公称ほど使えねーというか、頑張って搾り出してそれでどーなの?感は否めないような気がしますけれど、
でも、1.5V付近の電源でなんとなくでも60ルーメンとか出ているのなら、それだけでも大したもんというか、色々進化なんだろうなあ。と(^^)
確か、かつてのEDC-U60とかが3Vリチウムの最大モードでそんなカンジだったハズですし。


でもコレ、、、寒いとテキメンというか。。。

ぶっちゃけ、monozofさんの環境だと冬場機能しないのでわ(^^;;モシカシテ・・・
川端
2010/11/09 08:52
川端さん>
そう言えばLuxeon時代のL4も初期は65ルーメンしかなかったんですね・・と、当時の詳しい記録の残るbonさんとこの記事を眺めていました。
それが今やLED自体の効率は軽く3倍を超えている、と言う事は今回のテストでも充分確認出来たわけですが・・これが最初からCR123仕様のM10Rならより小型軽量で約3倍のパフォーマンスを得られると考えると・・うーん、てとこでしょうか。

寒冷地試験はアルカリ電池最大の難関ですもんね。
そう言えば金パナは確か普通の放電テストだと一番ダメな子だと思ったけど・・低温放電とか高温放電とか長期自己放電テストとかではどうなのだろう?
monozof
2010/11/09 12:24
最大瞬間風速なだけで実用性が無くても数字さえ出ていれば嘘にはならない、ということですよね。通販広告の小型高倍率ズーム双眼鏡を連想してしまいました。

仕事柄ハンディーライトは十中八九天井射ち・1回当たり長くとも10秒かそこらしか使いませんので本記事に見るブッ込みな明るさは案外以上に役立ちます。ランタイムは…頭の上でEOSをチビチビ点けているので気にしたことがありません。それに1AAライトは意味も無く何本も持ってますし。^^
alaris540
URL
2010/11/09 22:49
私もEDCしている小さいライトについては大抵はそんな使い方ですね。
で、ある程度の距離を移動したり長時間作業する時なんかはもうちょい大きい2〜4セルのライトって感じでしょうか。

でも、もし小さい方でも大きい方と同じくらい長く使えるとしたら?

と、次回はそんな感じを予定しています。
monozof
2010/11/10 00:28
検証の数々、非常に参考になります!!!

最大出力は、マニア的には一瞬でも明るくって思いも有りますが、一般的には数時間は持続して欲しいですよね・・・
単三使用ってことで普通の方も選びやすいですし。

あと、アルカリ電池は断続使用では、もう少しランタイムは伸びるとは思いますので、実使用ではもう少しはマシになるのでしょうか?

次回が楽しみです!!!
Higu
2010/11/10 01:00
Higuさん>
これが2AA・・3V電源だったら全然違うんですけどねえ。むしろ1AAと言う電源環境がフラッシュライトには特殊過ぎるとも言えます。

もっとも、川端さんがコメで書かれてましたが2CR123のフィラと同等のパフォーマンスを1.5Vの一次電池で出せるようになったと考えればやっぱりすごい時代になったと思います。

次回「俺のアルカリがこんなにn(ry
monozof
2010/11/10 01:26
はじめまして。
いつも楽しく拝見させて頂いたおります。
M10Aは購入検討中でしたので、次回も大変楽しみにしております!
バスウ
2010/11/11 00:40
バスウさん>
おはようございます。
今回は割と厳しい事書いてますが、HiについてはM10Aに限らずほとんど全ての1AAライトに当てはまる事なのでこのモデルの評価にはあまり参考にならなかったかも。

とは言え、それ以外は現時点でM10Aが最も私の理想に近い1AAモデルだと言う事は再確認できました。
monozof
2010/11/11 08:20

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