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zoom RSS 光の色は写りにくいな悪戯に

<<   作成日時 : 2008/07/08 00:24   >>

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今日からサミット本番!ですが・・思いのほか平穏でなにより。
そこかしこで轟く爆音、響き渡るサイレン、市内騒然!・・・てのを想像していました。
いや現地周辺では各国のエージェント達が入り乱れていろんな事かも知れませんが・・。
これなら乗る度に車の下チェックしなくても大丈夫そうかな?


さて昨夜の平均・・でも無いですが実際的な演色性のテストっぽいゲームの回答です。
画像
公称Ra一番は2の日亜NS6L083(?)でした。

以下はデータシートの公称値による順位です。

一着=2枠:日亜 NS6L083(?)=85(?)
二着=3枠:CREE WW=80
三着=4枠:CREE WD=75
四着=1枠:SSC SWO=70

*白色の光色ランクは私の判断なので○○相当になります。

こんな感じで公称値は必ずしもアテにはなりませんが・・Raの値もさしてアテにならない事も体感して頂けたかと思います。
と言うわけで・・今回はcinqさんが当たりでした。おめでとうございます!
すげえっ二着も当たりで連勝・・・ですが払い戻しはありません。。

ちなみにRa100と言われるタングステン光源・・この場合はXenonバルブですが、そちらの画像もどうぞ。
画像
さすが長め波長においては分厚い分布のフィラメント、赤の発色は突出していますね。
・・・って、これ混じってても私だと判別難しかったかも。。

さてLED同士の比較については製造技術に大きな格差があるわけでも無いので、当然と言えば当然だったかも知れません。
Raの差についてはむしろ測定条件の違いやサンプリング個体の差に起因するような気がします。
前回も触れましたがRa=平均演色評価数と言うのは8種の試験色との一致により判定されます。
しかしこれは蛍光灯やLEDのように分光分布にムラのある光源の場合は椅子取りゲームのようなもので、分布が試験色のそれと合っていれば良くなるし、ズレてしまえば悪くなってしまいます。
更に色温度の設定が違ってしまうと全てズレてしまうので、全く同じグラフの形をしていても評価が違って来ると言う結果になってしまいます。
特にLEDはフィラメントに比べ発熱による光色シフト=色温度の変化が大きいので、正しく測定するにはその特性にも精通していなければなりません。
逆にこの仕組みを理解していれば、試験色の波長に特化させて良くする事も出来るわけですね。
PLJさんのブログの記事にもありましたが波長分布は蛍光灯のようにクシ型でも良いですし、LEDのようにウワバミ(カタツムリ?)型でも良い、あるいはフィラメントのように見えないとこまで真っ赤っかでも良いんです。
どれでも平均演色評価数を良くする事は出来るし・・自然の太陽光でさえ演色性については悪くする事も出来る。
そう、地上に多くある太陽の光って感じないだけで本当はかなーり青いんですよね。
正確には地表では青から赤までふんだんにあるので人工光源に比べ分布はフラットに近く平均演色評価数は良いし、肉眼でも内蔵AWBにより大抵は補正出来てしまう。

いや・・出来ているように錯覚出来る・・と言った方が正しいでしょうか。

そうですね・・ええと晴天の正午頃の日本人の肌の色って青みがかったうす黄色で、日陰だと茶色も混じった死体色ですよね?
と正しく答えられる人はある程度絵画の経験があるか、絶対色感?をお持ちの方だと思います。
そう言えば初代IXY DIGITALはその辺あまりにもストレートに出し過ぎてボロクソに貶されてたよーな・・。
その後200a以降は赤味も厚く立ち上げて印象色に近い見映良い画作りになったんでしたっけ?
そんな感じで厳密に波長分布で見た場合、自然光源で肌色に見えると言えそうなのは部位はもちろん時間帯もごく僅かだと思います。
特殊演色評価の試験色における肌色は便宜的なものですが、そちらも基準となった光を理解して考える必要はあると思います。

生の太陽光は別に満点の分布なんかではない、けど物の色合わせする為に特定の条件の光をサンプリングしてとりあえず基準にしてみました。
と言うのが今の演色性の評価の始まりと私は認識しています。
ちなみに宝石商・・ダイヤモンドのディーラー&バイヤーなんかは基準となる時間帯の太陽光が無い時でも、グレーティング用のマスタースト−ンとの比較である程度の鑑定は出来るそうですからやはりヒトの差の判別能力ってのはたいしたものだなあと関心します。


いやしかし、ちょっとくどくなり過ぎましたね。要はこう言う事です。

おそらくこれから地球温暖化対策の一環として家電メーカー各社は蛍光灯やLEDを使用した照明器具を今まで以上に数多く積極的にリリースして来る事でしょう。
そしてその際にこのRaの値の良さを強くアピールして来る事が予想されます。
が・・ともすれば数値争いになってしまわないだろうか?と言う事を私は懸念しています。
それだけに腐心するようにならないで欲しいと言う願いです。
(・・と、少しはサミットっぽいネタに持って来れた?)

実のところ少しくらい演色評価数が悪くても、多少グラフがガタガタしていたとしても、搭載される機器や環境・・すなわち運用法を最適化すれば大きな差は生じない・・と言うのを今回は実際に証明してみました。
その気になれば機器の補助により更にムラの少ない分布に光の質を向上させる事も可能だと思いますので、出来れば実際に使用する環境においてベストな光が得られるようトータルでの製品作りを目指してくれたらなあ、と。

例えばヒートシンク、例えばセード、例えば出力、例えば壁紙、例えば家具、例えば設置環境・・何を何処でどう使うかで良いモノもダメになるし、ダメと思われているモノでも・・・実はそれほど悪くないのかも知れません。

とりあえず今回チョイスしたLEDにおいては、どれもそんなには演色性が悪いわけでは無いと言う事は判りました。
ですので、もしこれらのLEDを光源として写真を撮って、例えばそれが青々と写ってしまったとしたら・・それは子供の頃の無知な私のやうに・・何かを間違えているかも知れない、とまず考てみるべきなのかも知れません。
特にSSC P4などは多くは運用法で評価を下げているような気もします。
大抵は熱対策が不十分なのに電流を増やして自爆とかでしょうか。
いや実際に私も良くやらかしますが、SSCは本当にその辺はナーバスだと感じます。


最後に今回被写体に使用したトウモロ子?とケーキフラワーの単独画像を。
画像
これは一応私なりにオリジナルの色に近くなるようレタッチしたものなのですが・・・う〜ん、せいぜいRa88くらいかな?


*7/11追記
日亜NS6L083のタイプがLED-ONさんのデータシートではいまいち不明確なため無印としましたが、Ra85を公称値としているのはNS6L083x-H1の方になります。
あ、でももしLED-ONさんの方には出荷記録無いなあ・・とか、さりげなく情報流しt(ry

と言うわけで・・すみませんcinqさん、判定は審議に。。

で、せっかくなので無印とH1でどれくらい違うのか?
とりあえず日亜さんのデータシートを元にグラフをでっちあげて比べてみました。
画像
青の山が無印083の電球色で赤の山が083-H1の電球色です。
参考までに標準比視感度の山を緑で、雑ですが上にスペクトルっぽいのも置いてみました。
ヒトの見える範囲ってかなーり狭いのが判ります。

おまけでグラフの縦=相対発光強度を絶対でもないですが無印の方に合わせてみた場合。
画像
と言っても単に全光束の比率で合わせただけなんですが、こうするとまた見え方が変わって面白いですね。
蛍光灯のグラフなんかもクシの歯先で合わせちゃうと下はまるで波長自体が無いみたいに見えてしまう。
こちらも事前に色んな所を回って比べてみていたんですが、レンジの取り方で随分イメージが変わるモノだなあと感じていました。
でもまあ特定の波長をカットor減衰させるのは、立ち上げるよりは楽そうなんで蛍光灯もたぶん良くなると思います。

と言う事で各メーカー様、明るく優しく心地よい未来の為に、どうかこれからもがんばってくださいませ。

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コメント(9件)

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うわお。真逆(^^;ワタクシ、1>4>3>2デシタ・・・

ヒトの色順応って割と速いらしいですし、演色性もかなり曖昧でだいじょうぶであるのなら、確かにそれ以外の要素もたくさん考えて開発して欲しいですね。

照明機器をメインで使うのは、まあ、恐らくというか一応というか夜であろうかと思われるので、個人的には、どーせ開発するんなら、その時に目に優しいのが有難いですね(^^)
川端
2008/07/08 10:32
 難しいのは、普段そのモノを見ているとき
の光源による既認識も絡んできそう、とい
うところでしょうか? 判断材料って、
やはり記憶の中にあるものが基準になりそ
うな・・・鑑定のプロだってけっして例外
ではない気もするんですよ。
 
 ほら、ぼい〜んが好きなヒトがいれば、
つるぺったんが好きなヒトもいますけど、
じゃあどこからがぼい〜んなのか、どこ
以下が好みのつるぺったんなのか・・・
ああ久々に下品なことをm(_ _)m

リオ
2008/07/08 14:43
川端さん>
そうなんですよ。ヒトにとっては太陽光も余剰であるが故に不完全。いくら演色性が良いったって、ずーっと真昼の光にさらされっぱなしってのは快適とは思えない。
ならば今は足りない人工光もコントロールして行く余地がある。単色LEDのように特化させる事も出来るし、太陽以上にヒトに優しい光もいつか・・出来ると良いなあ。

リオさん>
乳が綺麗に見える光ですね。わかりま(違

色の記録は記憶としては形状に比べ味付けされやすいのかも知れませんね。あるいは色のように脳に直に働きかける刺激値については毎回プリセットの刺激と照合される仕組みとか・・?
monozof
2008/07/08 19:01
お!
2連単当り〜(^.^)

演色性…照明に限って言えば、やはり食事が美味しそうに見える事、乳が綺麗に見える事ってのは大事と思うんですが、飲食店のくせに普通の白色蛍光灯をテーブルの上に吊るしてるのを見たりすると、気にしてるのは一部の人だけなのかな〜なんて思ったり…
いくつかのメーカーから白熱灯の生産を辞めます宣言が出て、ECO的には賛成ですが、自分としては演色性の良い蛍光灯もきちんと開発して欲しいところですね。
cinq
2008/07/08 20:15
おめでとうございます。今回のはさしずめ3歳未勝利戦と言ったところでしょうか。
色評価用など高演色蛍光灯(URL)もまだ所々ピョーンとクシの歯が出ちゃってますが、だいぶ安くなって来たようですので白熱灯と併用しながらぼちぼち切り替えて行くのも良いかも知れませんね。またこうした人口光の強度分布を均したり矯正してくれるシェード類なども開発が進む事を期待しています。
monozof
URL
2008/07/08 23:02
演色性って難しいですね。
個人的には色は太陽光が基本と考えますが、室内で太陽光と同じ明るさで照らされると眩しすぎて眼がやられそう。
興奮度が上がる色や心が落ち着く色、探求が進めば記憶が増す色や内臓に良い色なんかも有るのかも。視力が回復する色なんかが含まれた電球とかの開発を御願いします・・・
でも、服売り場はできるだけ自然な太陽光にして欲しいのは私だけ?よく失敗します。
0909
2008/07/09 18:32
忘れてましたが、肉眼の色とデジカメの癖を加味した私の主観によるオレ演色評価数では3=80>2=79>1=75>4=74でした。いや白色は中央部の色分離が出ちゃってるン出損してるかも。
まあ演色評価自体はただ試験色と合えば良く、演色性についても各波長の強度分布を平均化させれば良いだけなんですが、波長が及ぼす効果についてはまだまだ研究の余地が多いと思います。光ったって一応は放射線ですもんね。
当面は・・太陽光に近いけど有害だったり余剰な波長抜きの開発を目指す事になるのでしょうね。

ああっそうか!服は主に外で使用しますもんね。
それは結構ギリギリまで生太陽に近い光が欲しい用途。
で・・朝の太陽、昼の太陽、夏の・・秋の・・とシミュレート出来たら最高かも。
monozof
2008/07/09 20:06
NS6L083 のデータシートには演色性が表記されてないと思います。
NS6L083-H1, NS6L083A-H1 には 標準Ra92 最小Ra85 と表記されていますが、これと勘違いしているのでは?
n
2008/07/11 13:25
いらっしゃいませ。
おお!さすが、その通りです。
NS6L083(A)の電球色とNS6L083(A)-H1の電球色とでは発光スペクトルのパターンがまた異なるんですね。
いやあ勘違いしていました。ご指摘ありがとうございます。
とすると・・これが無印NS6L083だった場合は私のオレ演色評価数の値の方が公称・・してないけど本来の値に近いのかも知れませんね。ところでH1ってどこで買えるのだろう?
monozof
2008/07/11 17:39

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